近年、スマートフォン(スマホ)の普及に伴って、スマートフォンを用いた決済が一般にも普及するようになってきました。ここでは、スマートフォンで支払う、決済するということの意義と具体的な方式についてご紹介します。

モバイル決済とは

スマートフォン決済(スマホ決済)を詳しくみていく前に、モバイル決済という言葉を整理しておきましょう。
一般にモバイル決済という言葉は、スマートフォン決済(スマホ決済)よりも広い概念を含んでいます。モバイル決済とは、モバイル機器、すなわちスマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、iPadなどのタブレット等を用いて何らかの支払を行うことを意味します。例えば、スマートフォンやタブレットを用いてネットショッピングを行い、その支払手続きを行うこともモバイル決済に含まれますし、アプリをスマートフォンにダウンロードしてSuica、ICOCAなどの支払を行うこともモバイル決済のひとつのパターンです。
特に、近年は従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)に加えて、スマートフォンやタブレットが急速な普及をみせており、これに伴ってアプリの種類が急増していることなども背景に、モバイル機器を用いて支払を行うこと、すなわちモバイル決済もますます一般的になってきました。

スマートフォン決済(スマホ決済)とは

モバイル決済の中でも、特にスマートフォン用のアプリをダウンロードして、これをベースに支払を行うことをスマートフォン決済(スマホ決済)といいます(したがって、スマートフォンに搭載されたブラウザーなどを使ってネットショッピングの支払をすることなどは、通常、スマートフォン決済(スマホ決済)には含まれません)。

スマートフォン決済(スマホ決済)のメリット

このような、スマートフォン決済(スマホ決済)には、いくつかのメリットがあります。
まず一般消費者からみたメリットには以下のようなものがあります。

 

  • 簡単で便利でスピーディ
  • クレジットカードなど複数のカード類や現金を持ち歩かなくて済む
  • 単なる支払だけでない多彩な付随機能がある(支払明細の管理や履歴参照など)

      一方で、販売店、サービス提供側からみたメリットには以下のようなものがあります。

  • 専用の機器の購入や設備投資が不要となる場合が多くコストを抑えられる(モバイル機器自体が一種のコンピュータであるため、ソフトウェアのダウンロードだけで済む場合が多い)
  • 新たな顧客チャネルを獲得できる(モバイル機器は、メール、ネットサイト、FacebookなどのSMSとの親和性が高く、これらを対顧客チャネルとして活用できる場合が多い)
  • 新たな決済手段の獲得(専用の決済処理用機器などを購入しなくてもクレジットカード決済を受け付けられるようになる)
  • 新たな販売チャネルの獲得(これまでの店頭販売以外に、新たにネットショッピングなどのサイトを開設することが容易になる場合がある)

 

このように一般消費者からみて、また、販売店、サービス提供者の側からみてもスマートフォン決済(スマホ決済)には多くのメリットがあります。これらのメリットは、主にスマートフォンがそれ自体小型コンピュータとしての性質をもつことと、また、このための使いやすくて便利なソフトウェアが多く開発されてきていることからくるもので、スマートフォン決済(スマホ決済)は、今後ますます普及・発展していくものと考えられています。このような状況はから、スマートフォンが決済や支払のシーンにもたらす変化は「革命」と呼ばれるほど画期的なものとなっています。